Profile

藤堂 八雲
(とうどう やくも)
ストーリービデオグラファー
Story Videographer
1972年、東京都中野区生まれ。
幼少期を福島県で過ごし、20歳のときに単身渡米。
帰国後、宮城県仙台市で社会人をスタート、外資系企業での勤務を経て、人材系コンサルティング業で独立起業。その後、映像制作の世界へ。
藤堂八雲クリエイティブオフィス代表。
自身、アメリカでのギター制作を通じてクラフツマンシップを学び、職人を志していたという経験があるため、何かにチャレンジしたり、何かを新しく生み出そうとしている「これから輝くべき作り手たち」を「映像の力」で支援することが、ストーリービデオグラファーとしての最終的なミッション。
趣味は、料理(特にパン焼き)、ワイン、筋トレ、DIY、ロードバイク。
僕が映像作家になった理由(ワケ)
The Work Changed Me

ストーリービデオグラファーとして
映像の道へ進む決意をした
「できごと」
それは、親しい友人の結婚披露宴で上映する「なれそめムービー」の制作でした。
奥さまには内緒で、約半年間ほぼ毎日何かしらの制作活動を続け、多い時で週に数回、新郎に撮影やインタビュー(友人ですのでインタビューと呼べるようなカッチリしたものではないですが)をして、ストーリーを作るための「素材」をひたすら集め続けました。
それは「もう話すことも何もないよ~!」と、彼が音をあげるまで続きます笑。
結果、ふたりの出会いからプロポーズまでの、世の中に一つしかない「ふたりの」ストーリーが完成しました。
式の直前、奥さまへのサプライズ公開も兼ねて、完成した作品を二人で見てもらいました。
「これって、私(俺)たち!?」
驚いたのは奥さまだけではありませんでした。
新郎の方も、出来上がった作品を見て驚き、心から喜んでくれました。
初めて「誰かのために」と魂を込めて映像作品を作り上げた、その努力と苦労が報われた瞬間でした。。
さて作品の中のエピソードは、新郎の主観や想いだけで作られているので、こんな会話が交わされます。
「あのとき、そんな風に思ってたんだ!」
「そうだったんだ~、ごめんね…」
映像を通して、ふたりの思いが、交錯します。。
そんな風に、作品を通じて「真意」を共有しあうことで、ひとりのエピソードが、ふたりのエピソードへと変化し、「ふたりのストーリー」へと生まれ変わりました。
ふたりは披露宴までに何回も見ていたにもかかわらず、披露宴で上映した際、ふたりは手を握りあって号泣していました。
「同じ映像でも、何回も感動したり泣いたりできるんだな」ということをあらためて実感した瞬間でもありました。
この経験こそが、私に「映像の力」を教え、この道へ進ませた「最高のできごと」です。
私の信条は、その人の中にある「すごい!」を引き出してストーリーにし、それをシネマティックな映像の世界で「作り手の思い」とともに表現すること。
披露宴の話は、何も特殊なケースではありません。
本人だけではそのすごさに気づけない、埋もれてしまっているエピソード。
それは、本人が想像する以上に、たくさんあるものです。
私はこれからも、そうしたエピソードを引き出し、想いをしっかりと乗せ、ただ綺麗なだけではない、その人のストーリー(人生や生き方)を伝える映像作品を制作し続けていきます。